谷中 茶室・茶席/瑜伽庵のお茶碗を変えました(虫明焼)

今日は朝から大雨で、初めてお客様ゼロかと、あきらめている処です。

そんなこんなで、長書き物をしています。

あっ。12時。  凄く晴れてきました。

皆さん。ご来店をお待ちしています。

「虫明焼」は岡山県瀬戸内市邑久町虫明の地の焼き物です。

虫明焼の起源は、江戸時代中期、この地に居を構えた岡山藩筆頭家老伊木家の御庭窯と言われている。江戸時代後期、備前焼の写しを焼いたため天保13年(1842年)責任者が処分され廃窯となったが、弘化4年(1847年)伊木家14代伊木忠澄が改めて御庭窯を開き、初代清風与平(1803~1861年)や宮川香山を招いた。

幕末期、金銭的余裕がなく伊木忠澄から森角太郎に窯が譲られ民窯として再出発する。森角太郎、息子森彦一郎は宮川香山の教えを受け、彦一郎は「香」の字をもらい「香洲」と名乗る。

香洲の弟子の2代横山香宝がまたまた廃窯となっているところ昭和5年に築窯し、その弟子が「黒井一楽」である。

黒井一楽

大正3年生まれ。県無形文化財、勲六等瑞宝章授与。

昭和57年現代の名工に認定(労働大臣卓越技術賞)

平成8年2月逝去

瑜伽庵の設えと共に

瑜伽庵の設えと共に

撮影が悪いですが、虫明と一楽の印

撮影が悪いですが、虫明と一楽の印