当店がCNNのWEBコラムに紹介されました。下記のアドレスに記事があります。
Japanese tea house lets visitors drink from $25,000 antique bowls | CNN Travel
長文の英文なので、拙いですが店主が注釈を入れながら機械翻訳でアシストしてもらいながら意訳してみました。読んでみてくださいね。
ガイドの方には、訳が恥ずかしいのですが、是非CNNに紹介してもらっている店だと案内してみてください。
【訳文】
CNN news topic 2022.7.6
25,000ドル(店主㊟ 3,250千円)のアンティーク茶碗で抹茶を飲むことができる日本の茶室
(CNN) – 日本古来の伝統に参加し、2万5000ドルのアンティーク茶碗でお茶を飲み、1970年代の「オースティン・パワーズ」のような雰囲気も味わうことができる。(店主㊟ 過去にさかのぼる体験を言っている様子)
東京の谷中にあるギャラリー大久保では、骨董品ディーラーの大久保満とその家族とで、新品のものから300年以上前の2万5000ドルもする博物館級の古い茶碗まで、茶碗を選び、伝統的な日本の茶道を体験することができる。
このギャラリーのコンセプトは、日本の茶道の数寄者が望んだように、茶碗を感じ、飲み物を味わうことができ、しかも手ごろな価格で楽しめるというもの。芸術と歴史が大衆の手に届くところにあります。
もちろん、18世紀に作られた25,000ドルの茶碗を落としたらどうしようと冷や汗をかいたとしても、(そんなあなたには)現代の(安心価格の)代用品が用意されています。
静かな脇道から(店主㊟実際はコミュニティーバスが走る都道)ギャラリーに入ると、小さな1階に様々な茶碗、鉢、皿が展示されている。そして、隣室から大久保の娘、敦子さんが現れ、来訪者を出迎え、狭い階段を上って2階の伝統的な茶道にのっとってセットされた「タタミルーム」(立礼茶室)に案内する。
日本の伝統的な座り方である足を組んでの正座は、慣れないと非常に辛いものだが、この座敷には西洋人のための椅子が用意されているのだ。
その脇の小部屋(水屋)には、4段の棚に茶碗が置かれている。敦子さんが英語で説明し、それぞれの茶碗について、年代、産地、(茶碗に纏わる)茶人の名前など、興味深い情報を教えてくれる。
これらの古美術碗を一般に公開することは、敦子さんのアイデアだった。
(店主㊟ 母・幸子のアイデア。毎月、敦子がその月の茶碗としつらいを決めて設えているので、聞き違えたのか?。あるいは、下段の文章の為か話を角度をつけてひねっている。)
古美術商であった父は、たくさんの茶碗を集めていたが、ギャラリーの売り上げは芳しくなく、茶碗の多くは箱に入ったまま埃を被り、誰の喜びにもならないまま、ひっそりと眠っていた。敦子さんは、茶道で茶碗を使えば、数ある茶道の中で家業が際立つと考えた。
しかし、父親がその茶碗を管理し、詳しく説明することを楽しみにしている。(例えば)ベルギー製の濃くて幅の広いもの(店主㊟ 見立ての緑の平茶碗)は、他の用途のためにデザインされたものですが、茶道家(店主㊟ 武者小路千家13代德翁宗守有隣斎1913~1999)が茶道に適していると判断したものです。(見立てたもの)
あるいは、明るい色の茶碗に色鮮やかな丸や四角、三角が描かれているもの(店主㊟ 永楽善五郎16代即全・色紙絵茶碗 すべて四角)。まるで1970年代に作られた、映画コミックの超能力者オースティン・パワーズが飲んでいる姿が目に浮かぶようです。
大久保満(店主)は、「古さと新しさが融合している」という。50年前のものなのに、1万5千ドル(店主㊟2,300ドル)もするそうです。
大久保は、200年ほど前の茶碗をもう一つ見せてくれました。素人目には、左右対称でない、変色しているなど、いくつかの欠点があるように見える。
しかし、大久保は「不完全なのが人間」と言い、それがこの茶碗に数千ドルという一点物の価値を与えているのだという。
彼は別の、現在の茶碗を見せる。美しいが、完璧だ。100ドルくらいの値付けの物。
“完璧はロボットのためにある(言葉)。この茶碗はロボットです “と言う。(店主㊟ 金継もしないで割れたもののまま使ったらアニマルとも説明。自分に辛くとも規律を持った行動ができるものが人間。)
そしてロボット(と言われた茶碗)は交換可能なので(店主㊟ 現代の物は茶道具問屋で新たに買い求められるので)、もし来場者が25,000米ドルの茶碗を落とすのが怖くても、この茶碗を利用できる。また、子供にも適しています。数万円の災害を心配しない親と(茶道)体験を共有できるように、と敦子さんは付け加える。
300年前の茶碗と1970年代の茶碗。着物姿の敦子さんが、儀式(お点前)を始める。
客席に直角に膝をつき、几帳面にじっくりとお茶を点てる。
長い棒の先についた木の柄杓(茶杓)で釜からお湯を取り、茶碗に入れ、泡立て器(茶筅)でお茶をなじませる。音といえば、彼女の動きによって導かれる水の音と、外で鳴く鳥の声だけである。
紫陽花の花に見立てたゼリーと餡子のお菓子が出された後、選んだ茶碗に茶を点てられて、泡立てた状態で提供される。
決められた儀式に従って、高価な器を手に取り、片手を横に、片手を下に添えて、鑑賞する。
何万円もする陶磁器を手にしたことを忘れてしまうほど、その味は極上で、すべてを包み込んでくれる。
これぞ、日本の醍醐味である。
敦子さんが提供物や茶碗を丁寧に片付けいると、お父さんが階段を上り来訪者へのお土産を持ってくる。
手描きの絵と彩色で、それぞれのお客さまが使った(選んだ)器や食べたデザートの絵と、その(茶碗の)由来や重要性を説明しているのです。
1970年代のお椀に描かれた幾何学模様のデザインに、大久保さんはなんと記憶だけで一致させたのだ。まさにパーソナルなレベルのアートだ。
充実した90分ほどでしたが、その数万円のお椀の棚をちらっと振り返ると、ここは地震国、よく地震が起きると、柱から揺さぶられて粉々になったお椀やお皿の写真があることに気づかされます。
それで?
“地震が起きたらまずここに来る “と敦子さんは言う。
もし行くなら
住所は東京都台東区谷中6-2-40で、複数の主要路線が乗り入れる日暮里駅から徒歩約15分です。
料金は1人2,200円(16ドル)で、予約を推奨している。(店主㊟ お二人で来られてお点前を見られた。お一人@1,100円×2人+お点前料グループ一回2,200円の合計4,400円でしたので、お一人様2,200円に取材時は成りました)